神奈川県横須賀市浦賀にある叶神社に行ってきました。
東西二つに鎮座する叶(かのう)神社は
「浦賀海道」を挟んで向かい合っています。
それぞれの神社には渡し舟で行くという
なんともロマンチックな神社です!
源氏再興を祈願して建てられたのが始まりで
見事に願いが叶ったことから「叶神社」と名付けられました。
現在も縁結びや諸願が叶う神社として
人気スポットとなっています。
西の叶神社
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東西に鎮座する西叶神社と東叶神社。
まずは西叶神社からご紹介します。
正しい名称は「西岸 叶神社」(かのうじんじゃ)
通称、西叶神社となります。
基本情報
住所
神奈川県横須賀市西浦賀1-1-13
電車
京急線浦賀駅から京浜急行バス「京急久里浜駅」「JR久里浜駅」行・「紺屋町」下車・徒歩約1分
京急線久里浜駅から京浜急行バス「浦賀駅」行き乗車・「紺屋町」下車・徒歩約1分
車
横浜横須賀道路、浦賀IC下車 交差点右折(浦賀方面)へ
京急浦賀駅前を右折
御祭神
- 誉田別尊(応神天皇)
- 比売大神
- 息長帯比売命(神功皇后)
以上併せて八幡大神と尊称します。
御由緒
養和元年(1181)神護寺文覚上人が京都
石清水八幡宮より勧請し創建されました。
その由縁は、文覚上人が源頼朝の為に源氏再興を発願し
治承年間(1177〜1180)上総国(千葉)鹿野山に参篭しました。
源氏氏神と称え奉る石清水八幡の神に祈念をし
源氏再興の本願が叶えられれば勝地を探し求め八幡の一社を建立
末永く祭祀をせんと誓いをたてました。
養和元年大願成就の前兆を感得し、社殿建立の勝地を求め
各地遍歴の末に鹿野山に相対する浦賀西岸の現在地に
石清水八幡宮の神を祭祀する社宇を建立し
文治2年(1186)神の霊験により源氏再興の大願が叶ったことから
叶大明神と称するようになりました。
文覚上人については、ホームページにこのように
記載されておりました。
当社は養和元年、文覚上人が山城国の石清水八幡宮を勧請創立した。
石清水八幡宮は、貞観元年(858)の夏、大安寺の僧行教が、九州宇佐神宮に九十日間の参籠中に、「我王城近くに遷座して、皇室を守護し国家安泰をなさしめん、移らんと欲する処は石清水男山の峯」と云う八幡の神託を受け、この事を行教は天皇に奏請し清和天皇は八幡の神を奉安した。以来、皇室を始め公家の厚い崇敬を受け、殊に、清和天皇の流れをくむ、源氏ーとりわけ源頼義・義家は殊に八幡の神を敬い、義家はこの石清水八幡宮で元服の式を挙げ、八幡太郎義家と称するに至った。かくして、後に八幡の神は源氏の氏神となるのだが、文覚上人がこの石清水八幡の神を、源氏再興の為に祈念し、本願成就を願ったと云う理由は、以上のように、以前から八幡の神と源氏の崇敬と云う結びつきがあったからに外ならない。
社伝によれば文覚上人は、後白河法皇に対して高雄山神護寺再興のための寄進を強要した罪によって、伊豆国に遠流の刑に処せられ、伊豆在住の間、平治の乱で破れ捕らえられ、そして、伊豆に流刑となり韮山蛭小島に居た源頼朝の許を訪れ、頼朝に源氏再興を鼓舞した。
源氏再興叶い、石清水八幡宮より勧請創立したのだが、この神社の管理のための別当として、文覚上人のあと、代々真言宗古義派(高野山系)の僧侶が置かれた。
引用:叶神社公式ホームページ
西叶神社の見どころ
社の彫刻群
社殿を取り巻く総数230を超える彫刻は
安房の彫刻師「後藤利兵衛」の作品です。
利兵衛は文化12年(1815)安房国千倉の生まれで
江戸の後藤三次郎の門に学び、神社社殿の彫刻や山車、
お神輿を多く手掛けました。
拝殿の格天井の花鳥の彫刻には
当時の日本には渡来していないとされる
花や鳥も彫られています。
棟柱を担ぐ力士像も彫られているので
探してみると楽しいかも知れないです。
狛犬
神社前に堂々と並ぶ狛犬は、
左右とも口を開けているように見えます。
東叶神社の狛犬の口は
左右とも閉じているように見えることから、
東西で一対となっているという説もあります。
子供の狛犬が、立ちあがって覗いてる姿が
とても可愛いので是非探してみて下さいね。
境内社
一番奥にある「福寿弁財天」。
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赤い鳥居をくぐると左から、
「船守稲荷神社」「三峰神社」「大鷲神社」「淡島神社」。
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さらに「老山福寿稲荷社」。
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四社と老山福寿稲荷社の間に、
山の中へと続く石段があります。
登ると金比羅神社があるようです。
虫が結構いたので
赤ちゃん連れのため断念しました。
次は登ってみたいと思います!
東叶神社
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基本情報
住所
横須賀市東浦賀2-21-25
電車
京急浦賀駅から鴨居方面行きバス「かもめ団地行」「観音崎行」他(約5分)「新町」バス停下車、徒歩5分
車
横浜・横須賀道路 浦賀インターより車で約5分
御祭神
誉田別命(第15代応神天皇)
御由緒
社伝によると、養和元年(1181)京都神護寺の僧文覚が
源家の再興を発願し、石清水八幡宮を当地に勧請され、
もし源氏の再興実現せし折は、永く祭祀を絶たざるべしと
祈念したところに始まるとされています。
その後、文治2年(1186)には源頼朝公が
源家再興願意成就の意を込めて神号を改め、
叶大明神と尊称されたと伝えられています。
社殿に昇る石段の両脇に植えられている蘇鉄は
この時に頼朝公が縁深い伊豆の地より
移植奉納されたと伝えられております。
東叶神社の見どころ
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縁結びにご利益がある二つの坂があり
山頂には、本殿(奥の院)、東照宮、神明社、
勝海舟断食修行之跡などがあります。
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浦賀城があったそうです。
数日間身体の痛みが起きました(笑)
浦賀の渡し船
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なんと言っても楽しい!
是非乗ってみて下さい。
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![](http://amemi.site/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2074-300x225.jpg)
最後に
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西叶神社で授与していただいた勾玉を
東叶神社でいただくお守り袋に入れると
一つのお守りになります。
これを持っていると人とのご縁に恵まれ
さまざまな願いも叶うとして人気があります。
透明の水晶、赤のめのう、緑のひすいの三種類あります。
初穂料は500円です。
訪れた際には是非ゲットしてみて下さいね。