子育て

お食い初めって?祝い金包むもの?相場など基本的なマナーを解説します

赤ちゃんの成長と将来の幸せを祈って行うお食い初め。

この記事ではお食い初めの意味や祝い金、のし袋の表書きといった基本的なマナーを解説していきます。

お食い初めとは

お食い初めとは「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行う伝統儀式。

平安時代から続いており、赤ちゃんの生後100日前後に行われます。

栄養状態の悪かった時代、赤ちゃんは生後100日まで生きられることはたいへん喜ばしいことでした。

そのため赤ちゃんの成長を祝い、未来の幸せを願って「お食い初め」が行われるようになったそうです。

地域や各家庭によって、さまざまなスタイルが取り入れられている「お食い初め」。

基本的には、お箸を使ってお魚(鯛)を食べるふりをします。

赤ちゃんにお魚を食べさせるまねをする人、食器、メニュー、進行順序などは諸説があり地域によって異なります。

お食い初めの祝い金は?

お食い初めに招待された時、参加する親族はお祝い金を用意するのが一般的です。

水挽は「紅白の蝶結び」の物を選び、表書きは「祝御食初」「御祝い」などとしましょう。

また祝い金には相場があるので合わせて確認しておきましょう。

祝い金の相場は?

祖父母から贈る場合

祖父母から贈るお祝い金の相場は「10,000円前後」です。お祝い金と合わせてプレゼントを渡しても喜ばれるはずです。

お祝い金はお食い初め当日に、赤ちゃんの両親へ渡しましょう。

何らかの理由で出席できない場合、お食い初めの前日までに手渡しや現金書留で渡すとスムーズです。

注意したいのが、父方・母方の祖父母が招待されているケースです。

お祝い金や儀式の進行については、地域や家庭によって異なります。

事前に打ち合わせをして、両家で認識を合わせておきましょう。

その他の親戚から贈る場合

おじやおば、祖父母以外の親族がお祝い金を贈る場合の相場は「5,000円~10,000円」とされています。

一般的に、この金額は食事代を目安として決めます。

お食い初めをホテルや料亭などで行う場合には、事前に食事代を調べてからお祝い金の金額を決めると安心です。

お食い初めで喜ばれるプレゼントは?

お食い初めの記念に、赤ちゃんへプレゼントを渡したいという方も多いはずです。

「お食い初め」という食に関する儀式にちなんで、食事に関係するものを贈るケースが多いのですが、プレゼントの内容が被ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

食に関するプレゼント

「食事に関係するものをプレゼントしたい」という場合は、以下のようなものがおすすめです。

  • ベビー食器セット
  • 食事用のエプロン、スタイ
  • ガーゼふきん

赤ちゃん用の食器や、スプーンやフォークは今後必ず使用するものです。

食事用のエプロンもいくつあっても困らないので喜ばれるでしょう。

食事中に赤ちゃんの口の周りをふけるような、ガーゼふきんも使用頻度が高くおすすめです。

食にこだわらないプレゼント

「食にこだわらず、喜ばれるプレゼントをしたい」という場合は、以下のようなものを参考にしてみてください。

  • ベビー服
  • おむつケーキ、おしりふきなどの消耗品
  • 写真撮影など体験型のギフト

ベビー服は毎日使用し、洗い替えに何着あってもいいものです。また、おしりふきやオムツといった消耗品は家計が助かります。

最近は、写真撮影などの体験をギフトにしてプレゼントできるので、こうしたものを送っても喜ばれるでしょう。

お祝い金や贈り物へのお礼は?

基本的に、お食い初めで頂いたお祝い金にはお礼をする必要はありません。

お食い初めの儀式では、当日食事で招待された方をおもてなししているためです。

とはいえ、お手紙やお食い初め当日の記念写真などを贈る方も多いもの。

一般的にお返しは不要とされていますが、参加した方に感謝の気持ちを伝えることで今後の関係もより良好なものになるはずです。

一方で、お食い初めに参加していない方にお祝いをもらった場合はどうしたらいいのでしょうか。

お食い初めに欠席した方へのお礼

遠方に住んでいる親戚や、都合が悪くて出席できなかった方には、お礼の気持ちをこめてお礼状やお菓子など、その方が喜びそうなものを贈ります。

のしに「内祝い」とつけてもいいでしょう。

お礼の金額としては、頂いた金額の「3分の1~3分の2」が目安です。

仮に10,000円の現金をお祝い金として頂いた場合、5,000円~3,000円のものをお返ししましょう。

知っておきたい!お食い初めの基本マナー

お食い初めは、地域や各家庭によって形式が異なります。

マナーを気にしすぎると、せっかくのお祝いが楽しめませんからほどほどに。

とはいえ、基本的なマナーは知っておくに越したことはないので解説していきます。

まず「お食い初め」は生後100日前後に行います。

当日、赤ちゃんはイベントの主役ですから晴れやかな服を着せてあげましょう。

白い着物や色付きの晴れ着の他に、ドレスやタキシード、袴風のベビー服など最近はいろいろなバリエーションがあります。

出席する方は、開催場所によって服装に気をつけてください。

ホテルや料亭などでお食い初めをするのであれば、フォーマルな服装を心がけましょう。

ワンピースやスーツなどであれば、間違いありません。

しかし、お食い初めを自宅や祖父母宅などで行うのであれば、参加者も普段着で問題ない場合が多いようです。

通常、参加者の席は上座や下座のマナーがあるもの。

しかしお食い初めでは「赤ちゃん」が主役です。

一般的には出入り口から一番遠い席が上座であり、年長者が座る席とされていますが、赤ちゃんの顔が見えやすい位置に祖父母の席を用意するなど臨機応変に対応したいところです。

まとめ

お食い初めは、赤ちゃんの生後100日前後に行う伝統的な儀式です。

一生食べ物に困らないようにという願いが込められています。

参加する場合、祖父母であれば10,000円ほど、その他の親戚であれば5,000円~10,000円を目安にお祝い金を用意するといいでしょう。

お祝い金は「食事代」という意味が含まれています。

ホテルや料亭などで開催するのであれば、事前に食事代を調べておくと良いでしょう。

お食い初めの祝い金は、食事によって参加者をもてなしているので、お礼をする必要はありません。

とはいえ、お礼状や当日の記念写真などを送って、お祝いしてくれた方々に感謝の気持ちを伝えると今後の関係も良好になるはず。

お食い初めの儀式は、地域や各家庭によって異なります。

そのため自分たちらしいスタイルで、参加者全員が楽しめるように工夫できると良いですね。

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あめみ
7歳児と2歳児を育てながら、企業のWebマーケティングをお手伝いしてます。主にSEO対策をした社会課題に関する記事をライティング、オウンドメディアの運営などを行ってます。簡単なホームページやランディングページのデザインや広告運用のお手伝いもしております。子育て前にベンチャー企業で取締役CFOで8年間頑張ってきた経験を活かして活動中です。