子育て

男性の育児休業が義務化! 取得率と取得期間の変化は起きるのか!?

男性の育休取得率は6%ととも言われてますが、我が夫もその数少ない6%の育休取得こそだt絵

男性は、育休取得しても期間が短い人が多いのが現実。

我が夫には6ヶ月間の育休取得をしてもらいました。

当時夫が勤めていた会社の社長は夫の育休取得に反対。

承認してもらうまではとてつもない苦労がありました。

社長には「戻って来ても椅子はないぞ?」と言われ、取得はできましたがその後そのまま退職。

これが男性の育児休業の現実なのかも知れないですね。

2020 年7月1日、政府が掲げる「選択する未来2.0」中間報告に「男性育休義務化」が入りました。

男性の育児休業に関する今までのデータとともに、この先どうなるのか?について解説していきたいと思います。

政府が掲げる「選択する未来2.0」中間報告に「男性育休義務化」

2020年3月に内閣府の西村経済再生担当大臣が「選択する未来2.0」を立ち上げました。

その中間報告として同年7月1日に「男性育休義務化」を発表。

選択する未来2.0とは、普通なら10年はかかってしまう問題解決を、社会の多様性を尊重しながら柔軟性のある社会に変化させるべく立ち上げられた取り組みです。

その中で問題となっているのが少子高齢化、子供の虐待、女性の家事育児の負担などです。

男性の育休取得率が低い中、目標である2025年に30%に到達するためには、これから育休取得は当たり前、となる社会を目指すべきでしょう。

男性の育児休業取得に関するデータ

男性の育児休業を義務化が発表されたとはいえ、あまり男性が育児休業を取るというのが浸透していないのが現実です。

ではそもそも男性の育児休業の取得率はどれくらいなのでしょうか。

男性の育児休業の取得率

男性の育児休業取得率は6%と10年前に比べ増えていますが、まだまだ少なめ。

反対に女性の育児休業取得率は82%で、5人に4人の女性が育児休業を取得しています。

参考:男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組について p2

「女性は家事育児をしなければならない」という考え方はもう古く、女性も社会貢献や自立性のある仕事をする社会に変わりつつあります。

女性のように80%とまでは言いませんが、男性育児休業取得率を50%まであげられるような社会になってほしいですね。

男性の育児休業取得期間の平均

男性の育児休業は原則、子供が生まれた日から2歳の誕生日の前日まで延長可能です。

しかし平成27年の厚生労働省の調査によると、男性の育児休業取得期間は、半数以上が「5日未満」と女性に比べて極めて低くなっています。

長くても1カ月未満という男性が10%未満であり、仕事にあまり支障が出ないような期間で育児休業から復帰しています。

参考:「平成27年度雇用均等基本調査」の結果概要 p12

これらを見ると育児休業を長い期間で取る男性はごく稀で、ほとんどの男性は1週間以内で育児休業を終了していることが分かります。

2020年7月に男性の育児休業の義務化が始まりましたが、この影響により平均取得期間が徐々に延びていくと考えられます。

男性の育児休業取得に関する反応

https://twitter.com/riramother/status/1434510688592957441

https://twitter.com/minoris2020/status/1433050747378094083

男性は育児休業取得したくてもできないのが現状!?

男性が育児休業を取得できない理由として以下の8つがあげられます。

  • 職場の人手が足りず休業できないと上司に言われた
  • 男性が育児休業を取得する風習がないため取りづらい
  • 自分のしている業務を任せられる人がいない
  • 給付金でもらえる額が減るため生計維持ができるか不安
  • 同居で育児や家事を助けてくれる人がいる
  • 今後の昇給昇格などのステップアップに響くため
  • そもそも男性が育休を取れることを知らない
  • 家族に反対された

こういったように家庭の事情や上司との意見の食い違いなど、様々な理由で取得できないのが現状です。

「男なのに育休?」というような差別ワードを言われることもあるでしょう。

しかし実際に男性自身も、育児休業を取得したいと考えている人は約80%もいます。

参考:2017年度 新入社員 秋の意識調査

ですが育児休業を取得できても、5日未満しか取れない人がほとんど。

それに加え、子供を増やさなければならない社会なのに、育児休業が取れる条件として1年以上勤務していなければならないと条件が設定されています。

終身雇用ができないこの時代に、妊娠出産により仕事を転職しなければならない人、リストラに合う人たちもいます。

そんな人たちのためにも、これからの育児休業の条件を変えていかなければと感じます。

男性の育児休業が義務化されて取得率と取得期間を増やすためには会社の体制を整えることが大切

今の日本では、男性の育休取得率を上げることや、取得期間を増やすのはとても難しいように感じます。

目標だけ掲げたり、制度として整えても、実際に使う人が使えるものでなければ浸透はしません。

使う必要がないご家庭は無理して使わなくても良いとは思いますが、私自身が産後に相当大変だったということもあり、「取得したい人がきちんと取得できる世の中」になって欲しいと感じております。

我が家のように親の手を借りたりすることができない家庭は、託児等のサービスを利用しなければなりません。

しかし、実際に利用するとかなり高額なため、家計に大きな打撃を与えかねないのが現実です。

お金の話だけではなく、男性でも我が子の成長を見たいという人はたくさんいると思います。

そのような男性のためにも「選択」できる世の中になって欲しいと心より願っております。

あめみ
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あめみ
6歳児と1歳児を育てながら、企業のWebマーケティングをお手伝いしてます。主にSEO対策をした社会課題に関する記事をライティング、オウンドメディアの運営などを行ってます。簡単なホームページやランディングページのデザインや広告運用のお手伝いもしております。子育て前にベンチャー企業で取締役CFOで8年間頑張ってきた経験を活かして活動中です。