6年前に天逆鉾が見たくて高千穂の峰を登りました。
事前に高千穂河原ビジターセンターに電話し、服装についての問い合わせをしたら「山頂は寒いので、カーディガン等があった方が良いですねぇ。靴はスニーカーで大丈夫です!」と言われたので軽い登山かと思いきや、かなり険しい山で途中は「ボルダリングかよっ!」と突っ込みたくなる箇所も。。
山頂はカーディガンじゃ足りないほど寒かったです。(GW期間)
山の形がイマイチわかってなかったので、何度か「あそこが山頂か?」というぬか喜びポイントがあり、「まだまだあるじゃーん!!」ってわかった時はどっと疲れが増しました(汗)
もし行く事があったら、登山口近くにある霧島神宮古宮址(天孫降臨神籬斎場)も見て欲しいです。
空気感が違いました。
霧島神宮はかつて高千穂河原に鎮座していました。
噴火により焼失し、別の場所に再興されたのが現在の霧島神宮です。
古宮址では、現在も祭祀が継続されています。
さて、この天逆鉾。
色んな伝説がありますね。
日本三奇の一つとも呼ばれておりますが、天孫降臨の地、高千穂峰の山頂に突き立てられた「天之逆鉾」は、神話の中で「イザナギ」「イザナミ」の夫婦神が日本列島を作るために、大地に突き刺しかき混ぜたとされる、霧島東神社の社宝です。
少なくとも江戸時代(一六七五年)の橘三喜の旅行記に記載されているので、それより古いと推察されます。
喜田貞吉は修験者が建てたと推察しています。
また、島津義久が作らせたという説もあります。
真相は分からないです。
そして、天の逆鉾には、坂本龍馬のエピソードが残っています。
坂本龍馬が妻のお龍を連れて、高千穂峰を訪れた事がありました。
何を思ったのか、坂本龍馬は妻と一緒に、天の逆鉾を突然引き抜いて見せたそうです。
柄の部分についている模様を見て二人で笑ったという話です。
このエピソードは、坂本龍馬が姉に宛てた手紙の中でつづっていて、桂浜の坂本龍馬記念館に現存しています。
坂本龍馬らしい豪快なエピソードですね。
この二人の旅行は日本で最初の新婚旅行と言われています。
高千穂峰登山をした坂本龍馬夫妻、かなり体力ありますね。
ちなみに今見れる天逆鉾はレプリカになります。
私が登山中は、あちこちからそこそこ大きな地鳴りがありました。
爆発音的なのも聞こえてきて、ヒヤヒヤしながら登山してました。
霧島連山は近年も噴火がありましたので、訪れる場合は注意して下さいね。